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【BLセレクション】ローカル・ドラマ紀行2 上映会の見どころ

放送ライブラリーでは昨年夏に引き続き、「ローカル・ドラマ紀行2」と題して、全国のローカル局が制作したドラマ番組を特集上映しています!

今回は、上映番組の中から、担当Oより特にオススメの3本をご紹介します。

◆わが兄はホトトギス(1978年・南海放送)

愛媛出身の俳人・正岡子規が主人公のドラマです。
東京・根岸にある子規庵での晩年の生活を描いています。
なんといってもこのドラマの見どころは、正岡子規を演じる俳優・岸田森さんの狂気に満ちた演技です。看病してくれる妹・律への態度や、苦しい体に鞭を打ちながらの創作の様子は思わず引き込まれてしまいます。
誰しも一度は聞いたことがある有名な句も場面中に数多く登場
し、創作した子規の気持ちが手に取るように分かるのもこのドラマの魅力です。

◆映画の街・北九州(2021年・テレビ西日本)

今回の上映会では、短編ドラマも上映しています!
この作品は、コロナ禍の映画館が舞台となっており、経営する映画館を休業せざるを得なくなった男性(光石研)が主人公です。映画ファンや、映画館を愛する街の人々の応援が、緊急事態宣言下の映画館にとってどれほど大きな存在だったかを伝えています。
2022年に火災に見舞われた旦過の風景も残っています。

◆碌山の恋(2007年・信越放送)

安曇野の農家に生まれ、日本の近代彫刻のパイオニアと呼ばれた明治の天才彫刻家・荻原碌山。ドラマでは、村の裕福な家へ嫁いで来た才女・相馬黒光(新宿中村屋を起こした実業家)との道ならぬ恋を描いています。
役作りのために碌山美術館を訪れた女優・夏子を演じる水野美紀さんが、相馬黒光との二役を演じておりかなり妖艶です…。上映会に来場された方からは「この夏に安曇野を訪れる予定なので、碌山美術館もじっくり見学したいと思います!」というお声もいただきました。

この上映会は、8月20日(日)まで開催中です。
なお、上映会終了後も放送ライブラリーの視聴ブースで番組をご視聴いただけます。

さらに!
上映会場内の台本コーナーでは「舞台は地方!ローカルドラマ」と題して、NHKのドラマなど全国各地を舞台にしたドラマ台本を展示しています!あわせてお楽しみください!


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