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【BLセレクション】テレビが魅せた!伝えた!70年 上映会の見どころ

2月19日まで放送ライブラリーでは、1953年2月1日の「テレビ放送開始70年」を記念して、テレビの役割、魅力を再発見できる歴史的番組を特集上映しています!

今回は、「BLセレクション テレビが魅せた!伝えた!70年~『イ』の字から南極まで~」での上映番組の中から、担当Oより特にオススメの3本をご紹介します。

◆東芝日曜劇場 マンモスタワー(1958年・TBS)

テレビの普及に押され気味な大手映画会社の制作本部長黒木を主人公とするドラマ。
冒頭に登場する、東京タワーと驚嘆する民衆のカットが印象的です。
スタジオで収録したビデオに屋外で撮影したフィルムを挿入して場面転換に変化をつけ、しかも終盤は生放送という、この時代ならではの手法で制作されています。当時のテレビスタジオの様子もドラマの舞台として収められています。

◆魔法のじゅうたん 第100回(1963年・NHK)

当時最新の特殊撮影技術を駆使して制作された子ども向け娯楽番組。
コマおとし撮影(※)による3人のクラウン(道化師)たちのコメディー、アニメーションもさることながら、ビデオ録画を多重使用した黒柳徹子の1人3役三重唱は必見です!
※コマおとし撮影・・・フィルムの回転を低速度にして撮影すること。通常よりも被写体が速く動いているように見える。

◆宇宙人ピピ 第37回(1965年・NHK)

宇宙漫遊の途中で地球に迷い込んだ宇宙人ピピと子どもたちの日常を描いた愉快なSF物語。
全編フィルムで制作された連続ドラマですが、現在フィルムの存在が確認されているのは37回と38回の2本だけです。実写とアニメーションを特殊な技法で合成しています。
1960年代の過熱する受験戦争に一石を投じるようなピピの台詞や、不思議な世界観も魅力です。

なお、上映会開催中は、テレビの歴史にまつわる資料展示コーナーも設けています!

放送開始当時のテレビのお値段は・・・?
60年代の『グラフNHK』などを展示

上映会は2月19日(日)まで開催しています。
是非ご来場ください!

<開催概要>
会 期:
開催中~2月19日(日)、10:30~16:40
    ※月曜休館
会 場:放送ライブラリー(15席)
入 場:無料(入退場自由、事前申し込み不要
主 催:(公財)放送番組センター